フィルターのメンテナンス方法

 
 

フィルターの交換手順

元栓のバルブを閉じます。レバーを写真のようにチューブに対し直角方向になる様に 回転します。(バルブの形や色は機種により異なる場合があります。)
1分後に電源コンセントからプラグ(ACアダプター)を抜きます。 フォーセット(純水専用の蛇口)を全開にしてタンク内の水が空になるまで待ちます。
フォーセットから水が完全に出なくなった事を確認後に以下の作業を行ってください。
用意する物:
タオル、水を受ける容器、前処理用のフィルターレンチ、 ROメンブレン用のベルトレンチ(力の強い方なら無くても開くと思います)

作業がやり易いように本体を手前に引き出します。
フィルターレンチをフィルターケースの下から通し右方向に回します。
写真では手前方向に回す事になります。緩んだらレンチを外し手で緩めます。3回転程度で外れると思います。

中に水がスレスレまで入っていますので傾けると零れますので注意して下さい。

硬くて開かない場合は横向きにして足や膝で本体を固定して開くと良いでしょう。但し横にすると水が漏れますので少し緩んだ時点で起こします。

本体から外した状態です。 実際の第1フィルターのケースは半透明のためフィルターの汚れ具合が外から見えます。
但し、白い=汚れていないとは言えずフィルターが殆ど白い状態でも含まれる物質に依っては詰まっている例が有ります。
逆に鉄サビが多い場合などは短時間で茶褐色になる場合が有ります。
第3フィルター乾燥状態ではフィルターが堅い状態になっているため上部が当たって完全に蓋が閉まらない 場合が稀に有ります。通水後に水漏れが有る場合は絞め直すと奥までしっかり閉まると思います。(1mm程度)
他の2本のフィルターケースより蓋と身の隙間が広いと感じた場合は注意が必要です。 閉め増しする際は内部の圧力を解放した状態で行って下さい。
具体的には元栓を止めフォーセットを開いた状態で水が出ない状態にします。 第2は弱めに絞めても上下にパッキンがついているため漏れません。





 

内部はこのようになっています。 水を捨て古いフィルターを指で抜き取り新しいフィルターと交換します。 ケースの内部の汚れが気になる場合は洗剤やキッチンハイターなどで洗って下さい。(混ぜると危険です)
左の写真のフィルターの周囲に黒いリングが 見えると思いますがパッキンですので落とさないように注意して下さい。
フィルターケースを元の位置にネジコミ最後にレンチでしっかり締め付けます。 同じ方法で他の2つのフィルターも交換します。
カーボンフィルターはやや形が違いますが要領は同じです。3本ともフィルターの向きはありません。 カーボンフィルターは上下にゴム製のパッキンが付いていますので落とさないように注意して下さい。

但し、ZEROシリーズの場合は第3フィルターは上部にありますので交換方法が異なります。左下の筒は第5フィルターになります。

 

メンブレン(逆浸透膜)フィルターの交換手順

フィルターケースの蓋の部分のチューブを外します。クイックコネクターの場合は チューブの刺さっている周囲の部分を押しながら引き抜くとロックがはずれ簡単に抜けます。

次にケースの蓋を反時計方向に回し外します。

蓋のネジが堅く開かない場合はメンブレン用の専用レンチもありますが無い場合は写真の様な形状のベルトレンチという工具をホームセンターで購入してください。
メンブレン用の専用レンチは当店で購入の浄水器には標準で付属しています。また専用のフィルターレンチは単体でも販売しています。









 

蓋を外した様子です。内部に逆浸透膜フィルターが見えると思います。ネジ部分の黒いリングはOリングという物で落ちる場合がありますので無くさないように注意して下さい。

注意

蓋を締める際はOリングを左の写真の様に
身の周囲に押し込んだ状態で外れないように
蓋を締めてください。ハズレた状態で締め付けると
Oリングのゴムが伸びてしまい水漏を起こします。
蓋を上にケースを立てた下状態にで蓋をして下さい。
 

このような先の細いペンチを使い引き抜きます。指では抜けません。軸の穴に入る径のドライバーを軸の穴に
挿しテコの原理を使うと簡単に抜けます。どうしても抜けない場合は反対側のチューブを外すと圧か解放され抜き易くなります。但し、戻すときに位置を間違えないようにしてください。中央側が純水の出口です。

抜く際に内部の水が零れますので受ける容器を用意しておくとベストです。

新しいフィルターを同じ向きに奥までしっかりと差し込み蓋を閉めます。Oリングが片側だけに付いている機種の場合は強めに締めないと漏れる可能性があります。

重要黒いゴムパッキンが1個しか付いていない機種(2016年頃以降のロット)の場合はパッキンを身側に嵌めた状態で蓋をして下さい。
パッキンがズレた状態で蓋をするとパッキンが変形し水漏れが発生します。変形すると元に戻りません。

チューブを元の位置に差し込みます。クイックコネクターの場合は押し付けるだけです。 一部の機種ではネジで締め付けるタイプの製品もあります。











 

ポストカーボンフィルターの交換手順

重要 新バージョン(K2533KK採用機種)は全てワンタッチ式のためシールテープは不要です。
   ​ワンタッチ式のチューブの脱着方法は別紙や設置マニュアルの最後の方をご覧ください。

以下の説明はネジで固定するタイプのCL10ROT33やK5633BBの場合の物です。
 

交換交換前の新しいフィルターです。両端はネスネジになっています。フィルターには方向を示す矢印が記載されています。方向に注意して下さい。

フィルター両端に青い蓋がしてありますが
内部にゴミが入らないため為の物です。
外すと内部はメスネジになっています。

ハサミの刃先などを利用して隙間に差し込んで
こじると簡単に外れます。

古いフィルターから外したコネクターです。このコネクターを使って接続しますので古いフィルターから外して下さい。モンキーレンチがあれば簡単に外れます。
写真の右側のコネクタ: フィルターの入口側に接続
写真の左側のコネクタ: フィルターの出口側に接続 

写真は3/8インチのチューブを使った場合の例ですが機種により1/4インチ(6.5mm)の細いチューブを使っている場合もあります。ネジの径は同じですので要領は同じです。

ネジの部分にはシールテープを巻く必要があります。外したコネクターのネジ山の溝に詰まった古いシールテープを目打ち等で綺麗に取り除き新しいシールテープを時計方向にCL10ROT33の場合は4回程度、K5633の場合は5回程度巻いてネジ込みます。
テープは緩まないように少し引張り気味に巻きます。
ネジの先端を1ミリ程ほど空けて巻くとネジが嵌めやすくなります。テープは先に少し長めに切っておいて巻きます。ネジ山を壊さないように注意してください。
推薦する方法ではありませんが面倒な場合は
古いシールテープは取り除かず追加という形で
新しいシールテープを2回程度巻き足してネジ込む方法もあります。

最後にモンキーレンチ等で締め付けてください。但し、締め付けは程々に。最後にチューブを接続します。








 

完成した状態です。右上にタンクを接続。左側にフォーセットを接続します。
逆浸透膜フィルターからの純水は右下の細いチューブを通って入ってきます。



重要 (交換終了後に行う事)
 

交換作業が終了しましたら元栓を開き電源プラグを挿します。30秒ほど待って蛇口からチョロチョロと
少量の水が出てくればOKです。そのまま10分ほど流し最後に蛇口を閉じれば交換作業は終了です。

タンクへの貯水が開始されます。水漏れがある場合は元栓のバルブを閉じて漏れている個所を
点検してください。ポストカーボンフィルターを交換した場合は最初に黒い水が出ますが
活性炭の墨の成分なので害はありません。また、この黒い水はタンク内には入る事はありません。

TDSメーターの数値は交換後は最終段階のポストカーボンフィルター(「活性炭)の墨の成分が
完全に抜け切らないため高めに表示されますが1週間程度で正常値に戻ると思います。

数値の戻りが遅い場合はフォーセットを開いたままにしタンクを空にしてから新規に純水を作り直すと
数値が改善される可能性があります。カーボンフィルターのロットにより数値が下がるまでの時間が
やや長く掛かる場合もあります。

 

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